８月２５日（水）
まずはオリンピックに出場するにあたって、無事に開催できるように運営してくださったスタッフの方々、あとはここまでの期間、大学時代から実業団の所属となった今に至るまで、弱虫で、たくさん迷惑をかけた自分の背中を押して指導してくださった（酒井）瑞穂コーチに感謝の気持ちを伝えたい。
今回で50km競歩の実施が最後ということで、メダルを取って、今村さん（今村文男競歩オリンピック強化コーチ）をはじめとして、これまで50km競歩を支えてきてくださった歴代の（競技者）の方々に恩返ししたいという思いで臨んでいた。
この大会に向けては、暑さ対策の面でも瑞穂コーチが杉田（正明）先生（日本陸連科学委員会）と念入りに対策してくださったし、ラストでどんな展開になっても勝負できるようなレースプランや、それに向かっていく準備もしっかりやってくることができていた。ただ、暑さで内臓にダメージが出てしまって、途中で嘔吐をするなど暑さにやられてしまった部分はあった。いつ気持ちが切れてもおかしくないような状態だったが、「気持ちの面では絶対に切らしちゃいけない」「最後まで絶対に勝負するんだ」という強い気持ちで切り替えた。
（目指していた目標には届かなかったが）自分が今できる最大限の力を出しきっての結果。今回で50kmは終わってしまうが、考え方によっては（代わって35kmという種目ができることは）新しい世界が始まるという考え方もできるので、そこを自分がしっかりと繋いでいく気持ちで、頑張っていくようにしたい。
