粕屋東中学校陸上競技部

8月13日(金)

自主練習

 

予選や準決勝ほどラストが全く動かなかった。前の選手にとってはいいペースだったのだろうが、自分にとってはハイペースだったので、そこをもっと楽に入れるようになったら、勝負できるんじゃないかと思った。(ハイペースな入りになったときは)「これはもう1回、4分切れるな」というふうに思った。でも、ラスト300(m)からは全然上がらなかったと思うので、最初の入りを考えたら、ラストの上がりは準決勝よりも遅かったかなと思う。でも、4分を2回切れたのは、すごく価値のあること。次に繋げていきたい。
(レース後、国旗を渡されたときの心境を問われて)入賞で国旗というのは申し訳ないというか、恐縮する気持ちだったが、日本人初で1500mに出場することができ、新しいことができたということで、自分へのご褒美と、応援してくださる皆さんに喜んでいただけるかなと思っ(て、国旗をまとっ)た。ああいういい姿をお見せすることができて、すごく嬉しい。
今回の(1500mの)3つのレースで、今までの常識を覆すというか、自分のなかの常識を覆すことができた。こんなに早く(4分を)早く切ることができると思っていなかったので、本当にオリンピックという舞台であったことが大きかったかなと思う。
1500mに関しては、予選と準決勝を初めてにして通過してしまったことが、逆に今後、重荷になってくるかもしれない。今回は本当に、針の穴に糸を通すような感覚で、すり抜けてきた感じだった。「次も」とは自分も思うし、応援してくださる方もそう思っていると思う。次は難しいことではあると思うが入賞以上の、最後、優勝争いに絡めるような入りへの余裕とラストのスプリントを磨いて、もっとタイムを目指したい。

 

東京五輪 女子1500m 8位 田中希実